たとえば世界では、出産後の処置が不衛生などの理由で、年間ほぼ53万人もの母親が命を落としています。また800万人の子どもが死産あるいは生後一ヶ月で死亡しています。この現実を少しでも改善するためには、途上国における妊婦出産に伴う母子の危険を下げる医療教育に取り組む必要があります。また、女性の健康を生涯にわたって支えるための教育ネットワークの創出も必要です。これらの目的のために医師の方々を中核として発足したのが「女性の健康基金」です。シンボルマークを制作するにあたりその核として子ども、未婚の女性、母親、祖母の女性たちを描き、しかも対象が女性であることを象徴する「W」の文字としてデザインしました。
企画統括:(株)朝日エル
|