:シンボル・ロゴマーク: |
09.薬膳カフェ・ダイニング・バーのシンボルマーク <お招き屋・ディデアン> |
【企画のポイント】 |
おいしくて体に良い食べ物だけを用意する「ディデアン」という薬膳喫茶のお店が東京・門前仲町の町並みにひっそりとありました。ディデアンカレーがとても評判のお店で、WEB上での「食べログ」自然食部門で1位になったほどのお店です。無農薬・減農薬野菜や果物を産地から取り寄せ、生産者のわかったお茶やコーヒーを集め、化学調味料を使わずに料理を作っています。薬膳にはを大きく分けると、心を癒す「癒しの薬膳」と、体を元気にする「元気の薬膳」があるそうです。「お客様は今日、どちらのご気分ですか?」と挨拶するのがオーナーである山本水絵さんの第一声です。癒しと元気、どちらのお客様にも、ごまかしのない味とオリジナリティ溢れるメニューでお迎えしている素適なお店です。ひどいアレルギーを漢方で劇的に完治させた山本さんの自己体験から“食と健康”の大切さを知り、それに関する原稿を書いているうちに気がついたらなぜか“食を提供する側”に立っていたのだそうです。 そして、ひっそりとした町並みから同じご町内の深川不動堂参道に和洋薬膳料理店〈お招き屋・ディデアン〉となって新規オープンされたのでした。すでに顔見知りであったオーナーから、この新規オープンのお店の新ネーミングとシンボルマークのご依頼を受けました。ご利益通りと呼ばれている参道ですので、名前は〈お招き屋・ディデアン〉。シンボルマークには旧ディデアンと新ディデアンのお客様を共に「お招き」することを願って、ダブルの「お招きネコネコ」としました。 |
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【シンボル・ロゴマークの実例】 |
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「ひとつのシンボルマークは万を語る大切なもの。」 |
【ハル・カンパニーの作り上げるシンボルマークは、愛情表現そのものです】 |
企業・事業体から商品・サービス活動に至るまで、多くのエネルギー(人の思い)をひとつのカタチに象徴化させる「シンボルマーク」の制作には、デザイン的な要素は元よりプロジェクト本来の着地点の見極めが重要になります。志し・目標・フォルムの相愛性が一つになった時「共感のシンボルマーク」は生まれます。 またプロジェクトの過去の遺産を現在につなげ、どのように未来へ向けて継承させて行くのか。あるいは想定マーケットに対するシンボル表現として、どのような理念を持った顔作りがベストなのか。アイデンティティーをどう象徴化させるのかなど、ひとつのシンボルが誕生するまでには、膨大な資料検索とイメージの集散課程が必要になります。多くの人々に愛されることを前提として制作されるシンボル・ロゴマークは、商品企画の設計と多く共通したところがあります。ニーズの探索・検討とシーズの発掘の同時解析から始まりコンセプトの創成、設計、試作、評価に至る全行程はシンボル・ロゴマークの制作とほぼ同じと言えます。シンボルマークの最終検証ではモック工程(試作模型)に似て立体や半立体での試作品が作られます。サインポールやモニュメントの制作などを想定して入念に仕上げられます。 |