:シンボル・ロゴマーク: |
08.マンションのシンボルマーク <恵比寿ベネヴィア> |
【企画のポイント】 |
東京・恵比寿に位置する六戸限定のマンションのためのシンボルマークです。一戸がそれぞれに独立していながら、しかも全体としてひとつの集合住宅としてのコンセプトを持っている。そんな気持ちをもとに設計されました。各戸の玄関表のサインプレートに、玄関を入ったエントランスのガラスのつい立てに、そのシンボルはサンドブラスト(金剛砂吹き彫刻加工法)で描かれています。201号室はオリーブの木、202号室はセイヨウトチノキ、301号室はイタリアカサマツ、302号室はセイヨウシナノキ、401号室はポプラ、402号室はシナノグルミ。世界の銘木の集合です。マンションの名はEBISU BENE VIA(ベネヴア=新しい道)です。世界に分布する6種の樹木を抜けて新しい道はどこまでも延びて行く。そのようなイメージを持ちながらネーミングとシンボルマーク、各グラフィックツールなどのVIを制作いたしました。友人が建築設計を担当したために念入りな議論のもと、制約のあまりない中で納得の行くまで時間をかけて仕上げられたのが、住まうオーナーの方々にとっても、よい仕事につながったのではないかと思っております。店鋪設計、医院設計、会社案内、パンフレット、雑誌広告とその種類とスケールは変わっても「頼んでよかったよ」と依頼主様から言われることを目標に、これからもデザイン表現に精進を重ねて行きたいと考えています。パンフレットのデザインはこちら。 |
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【シンボル・ロゴマークの実例】 |
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「ひとつのシンボルマークは万を語る大切なもの。」 |
【ハル・カンパニーの作り上げるシンボルマークは、愛情表現そのものです】 |
企業・事業体から商品・サービス活動に至るまで、多くのエネルギー(人の思い)をひとつのカタチに象徴化させる「シンボルマーク」の制作には、デザイン的な要素は元よりプロジェクト本来の着地点の見極めが重要になります。志し・目標・フォルムの相愛性が一つになった時「共感のシンボルマーク」は生まれます。 またプロジェクトの過去の遺産を現在につなげ、どのように未来へ向けて継承させて行くのか。あるいは想定マーケットに対するシンボル表現として、どのような理念を持った顔作りがベストなのか。アイデンティティーをどう象徴化させるのかなど、ひとつのシンボルが誕生するまでには、膨大な資料検索とイメージの集散課程が必要になります。多くの人々に愛されることを前提として制作されるシンボル・ロゴマークは、商品企画の設計と多く共通したところがあります。ニーズの探索・検討とシーズの発掘の同時解析から始まりコンセプトの創成、設計、試作、評価に至る全行程はシンボル・ロゴマークの制作とほぼ同じと言えます。シンボルマークの最終検証ではモック工程(試作模型)に似て立体や半立体での試作品が作られます。サインポールやモニュメントの制作などを想定して入念に仕上げられます。 |